どうも!mecatです!
今回はボクシング史上初めて無敗のまま5階級制覇を達成したボクサーのフロイド・メイウェザーjrについて書きたい(紹介したい)と思います。
数多のパンチを空中分解してきたディフェンス能力

メイウェザーはスーパーフェザー級でプロデビューしそのまま世界王者になって、ライト・スーパーライト・ウェルター・スーパーウェルター級の5階級で無敗のまま世界王者になり、総合格闘家のコナー・マクレガーとの試合を終えた後に3回目の引退をしました。(もしかしたらまた復帰するかも笑)
基本的にボクシングは階級を上げていく毎に強くなる(パンチ力やタフネスなど)と言われていて、その結果下の階級では、KO勝利を狙うようなボクサーも上の階級に上げると判定勝利を狙うようなボクシングに変化していく事があるようです。(パッキャオは別ですが)
メイウェザーもその1人でスーパーフェザー~スーパーライト級までは、KOを意識した戦い方をしていましたが、ウェルター級やスーパーウェルター級では手数が少なくなってよりディフェンシブな戦い方をするようになっています。
私がメイウェザーを最初に見たのはYOUTUBEのミット打ちをしている動画でした。
そのミット打ちが初めて見るやり方で「こういうミット打ちのやり方もあるんだな」と思いました。
私が今まで見たミット打ちはR(ラウンド)の合間に止まっている時間もありますが、メイウェザーのミット打ちはほとんど止まらずに数十分間動き続けているので、テクニックも凄いと思いますがスタミナも凄いと思います。
初めて見た試合では3階級制覇を賭けたスーパーライト級のWBC世界タイトルマッチのアルツロ・ガッティ戦です。
この時の動きも素晴らしくオフェンスでは左ジャブ・右ストレート・左フック・左右のボディーフックなどのパンチを織り交ぜたコンビネーションをヒットさせて、試合の主導権を握ったまま勝利を収めました。(メイウェザーの6回TKO勝ち)
メイウェザーの試合を初めて見た時は、タイソン以外の海外の試合をあまり見た事がなかったから「こんな凄い選手もいるんだな」と思いました。
その後のメイウェザーの試合は全部(たぶん笑)見続けてきました。
メイウェザーの凄さはスピードやテクニックもありますが、ディフェンス能力が高い事だと思います。
ミット打ちでもミットを持っているトレーナーのパンチをヘッドスリップ・スウェー・ショルダーブロック・ガード・ダッキングなどの避け方を駆使して回避しています。
試合でもディエゴ・コラレス、フィリップ・ヌドゥ、アルツロ・ガッティ、幾度となくパッキャオと好勝負を演じたファン・マヌエル・マルケス、ビクター・オルティス、6階級制覇したオスカー・デラホーヤ、サウル・アルバレス、10階級制覇しているといっても過言ではないマニー・パッキャオなどの名だたる名選手でもメイウェザーにパンチをクリーンヒットさせる事はできなかったり容易ではなかったと思います。
鉄壁なディフェンスでも付け入る隙はある!?

ただそんな凄いメイウェザーですがKO負けになりそうだったり負けそうになったりした試合もあります。
KO負けになりそうだった試合はシェーン・モズリーとの試合で2ラウンドに右パンチをもらい、2回ダウン寸前になりました。
今まで4階級制覇を賭けたIBF世界タイトルマッチで対戦したザブ・ジュダー戦で2Rにジュダ―の右フックのカウンターでよろめいたメイウェザーが右グローブをリングにつける幻のダウンはありましたが、その時はバランスは崩したもののそこまでダメージは無かったように思いました。
他にも効いたシーンでは、デマーカス・コーリー戦でメイウェザーの右ストレートをコーリーの右フックカウンターでよろめいていた事などです。
しかし上記の2戦よりもモズリー戦ははっきり効いたシーンだったので、「もしかしたKO負けになるかもしれない」と思いました。
ただその事にも驚きましたが、そのダウン寸前だった次の3R目からいつものディフェンシブな戦い方ではなくアグレッシブにパンチを出していく戦い方をした事にも驚きました。(いつもの戦い方が危なくなったからアグレッシブな戦い方に切り替えたとも見えますが笑)
負けそうになった試合では、ホセ・ルイス・カスティーリョとの第1戦で判定勝ち(3-0)を収めた時にカスティーリョが勝者という声が少なくなかったみたいです。
その事が原因かはわかりませんがカスティーリョと第2戦をする事になって、その時は第1戦の時よりも差をつけて勝利しました。
あと5階級制覇を賭けて戦ったオスカー・デラホーヤ戦の時このときもデラホーヤが勝者という声も少なくなかったみたいです。
私も試合を1回目を見た時はよくわからなかったですが、2、3回見た時に「小差でメイウェザーが勝っているのかな」と思いました。
どちらが勝っているかわかりづらくしているのは、デラホーヤが基本的に攻めて手数が多いけどクリーンヒットの数が少なく、メイウェザーは基本的に守って手数が少ないけどクリーンヒットした数が多いという構図だからだと思います。
プロボクシングのポイントの採点基準で、1番はクリーンヒットした数 2番目は手数 3番目はどちらが主導権を握っているかの優先順位でポイントが入るようになっているというのを聞いた事があります。
ですからこの基準だとメイウェザーが勝利と判定されてもおかしくなかったのかなと思います。
那須川天心君との試合やこれからの動向

引退している身で昨年に那須川天心君との試合を行いましたが、あのような結果になった事は正直驚いています。
ボクシングのレベルの違いもあるとは思いますが、「体重差によるものがこんなに大きんだな」と思わされました。
ただはじめはメイウェザーも軽くやっているように見えましたが、メイウェザーの右ストレートを天心君が左にヘッドスリップをして左ストレートのカウンターをヒットさせた後から本気(たぶん)になってインファイターばりのKOを狙うスタイルになったことに驚きました。
あのようなスタイルは今までスパーリングや試合でも見た事がなかったので、「こういう戦い方もできるんだな」と思いました。
ただ天心君もKOで負けはしましたが、要所要所でメイウェザーのパンチを避けてたりしたので「凄いな」と思いました。
まだ情報がないですが今年中あるいは来年にまたこのようなイベントをやるのかどうか気になります。

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